2015年12月02日 お知らせ
第3回米粉料理コンテスト北海道・東北地区決勝大会結果
「NPO法人国内産米粉促進ネットワーク」(島田圭一郎理事長)が主催する第3回全国米粉料理コンテストー「米粉の名人」料理グランプリ2015の北海道・東北地区決勝大会が、11月28日、仙台市の宮城調理製菓専門学校で開かれました。その結果、北海道虻田郡の高校生、阿部舞子さん(17)が出品した「秋野菜の米粉チェックケーキ」が、グランプリに輝きました。プレゼンテーションで審査員から、「プロの自分でも出来ない完成度」、との高い評価を受けていました。
今年度の同料理グランプリは、全国5ブロックで地区決勝大会を開くことにしており、近畿・東海・北陸地区に続いて2番目の決勝大会でした。同地区からは、主食部門30点、主菜・副菜部門25点、デザート部門66点と計121点の応募がありました。この中から書類審査を通過した「主食」5点、「主菜・副菜」5点、「デザート」5点の3部門15点で、選抜者が自ら調理し、審査員にアピールし競いました。
その結果、阿部さんの作品がグランプリ、準グランプリには、北海道三笠市の高校生、多田明日香さん(17)の「米粉のジャージャーうどん」、福島県大沼郡会津美里町の室井つな子さん(55)の「米粉糀のさつまあげ」が選ばれました。これら3点が来年3月5日に東京・中央区の「製粉会館」で開かれる全国決勝大会に、進出することになりました。
表彰式に先立ち、出場者が調理した15作品を、それぞれがシェァし、試食しました。そして調理に対する創意工夫や味付けなど 様々な観点から皆さんで活発な意見交換を繰り広げました。
表彰式では、来賓の農林水産省東北農政局の堀川昌昭生産振興課長が「米粉商品を知ってもらうには、皆様のような米粉への好奇心、熱意を持って素晴らしいレシピ、料理を創作してもらうのが大事。これからも多方面へ発信していただきたい」と、あいさつしました。
審査員の講評では、早坂久美氏からは「多種多様な米粉作品が出品され、中にはプロ顔負けの作品もあった。全国決勝大会では頑張ってほしい」、三輪宏子氏からは「3回目の審査となったが、これまでより学生のレベルが格段に高まり、一般の方も年の功を重ねた作品を提供してくれた」と、それぞれレベルの高さを強調していました。審査委員長の鹿野佐一氏からは「点数的にはそれほどの開きはなかった。米粉がどのような性質を持っているか、自分で知ることが、基本となる。チャレンジするにはまず、食材を知ること」と、若い参加者向けに優しくアドバイスをしていました。
なお、グランプリ、準グランプリ以外の表彰作品は下記の通りです(敬称略)。
○優秀賞・外食向け=岩上寿哉斗(北海道)「~豆乳クリームDEチョコっとミニケーキ~」
○優秀賞・給食向け=高橋茉凜(北海道)「米粉のクリーミー抹茶ムース」
○優秀賞・家庭向け=小椋智也(北海道)「米粉でもっちり湯葉巻き胡麻豆腐」
○特別賞・地元産品活用の部=遠藤亜海(山形県)「りんごでさっぱり!洋風チヂミ」
特別賞「食物アレルギー対応」の該当作品はありませんでした。