2016年11月29日 お知らせ
全国米粉料理レシピコンテスト2016関東・甲信越地区大会結果
地区グランプリは藤澤美宇さん
「全国米粉料理レシピコンテスト2016」(農水省主催)の関東・甲信越地区決勝大会が9月24日、東京都中央区の製粉会館で開かれました。審査の結果、最優秀賞のグランプリには埼玉県川越市の藤澤美宇さん(30)が考案した「もっちりお米のスフレチーズ」が受賞し、11月5日に東京で開かれる全国決勝大会への出場を決めました。
開会にあたり、島田理事長より「全国米粉料理コンテストも年々、注目され、評価されて応募者も多様になった。今日は日頃鍛えた力を十分に発揮して、感動を与える料理を作っていただきたい。コンテストを継続することをばねにして、米粉の消費拡大につなげていきたい」とあいさつしました。
同地区決勝大会には「主食」「主菜・副菜」「デザート」の3部門に270点の応募があり、書類審査で選ばれた14人(1人欠席)が会場で自ら調理し、試食したホテル料理長ら審査員に作品をアピールしました。
審査の結果、藤澤さんの作品が最高位のグランプリに、これに次ぐ準グランプリには、新潟県胎内市の岡田尚子さん(45)の「米粉キーマカレー&米粉ナン」、栃木県小山市の武井康子さん(65)の「ヘルシーしゅうまい」が選ばれました。これら3点が11月5日に東京・中央区の「製粉会館」で開かれる全国決勝大会に地区代表として出場することになりました。
表彰式前には、出場者が腕を振るいました各作品を全員で試食し合い、調理のコツや食材の吟味などそれぞれ関心のあるポイントをフランクに聞きあいながら、今後の米粉料理に役立てるための様々な意見を交換しておりました。
表彰式開催に際し、主催者である農林水産省からの挨拶がありました。
審査員の講評では、秋元摩那氏から「短い募集期間にも関わらず多くの応募があり、しかもレベルが上がっている。米粉を使うことが浸透してきた。しかもアイデアに富んだレシピに毎回驚かされる。これからも米粉普及に力を貸して下さい」、折田浩氏からは「全体にレベルの高い地区だった。特にデザート部門にそれが現れ、非常に完成度の高い作品が多かった」と、それぞれエールが贈られました。審査委員長の松山昌樹・ロイヤルパークホテル調理部長は「敢闘賞の方こそ胸を張って欲しい。それだけ、今地区の出品作品のレベルが本当に高かったということです。グランプリを受賞した藤澤さんの作品は全く文句なしに完成されたもので、このまま商品化しても問題なく、とても美味しかった。プロ級でした。全国大会でもグランプリ級と思います。私自身も大変勉強になった審査でした」と称賛しました。
グランプリの受賞スピーチで藤澤さんは「皆さまからお褒めのお言葉を頂き、とても光栄で嬉しく思います。グルテンフリーの店を始めてまだ新米のパティシエですが、これからも家族のために、米粉を武器に小さい子どもたちからお年寄りまで喜ばれるお菓子を作っていきたい」と、喜びを語りました。
なお、グランプリ、準グランプリ以外の表彰作品は下記の通りです。
◇優秀賞・外食向け=石井ゆかさん(東京都江戸川区)「とろけるマン
ゴシャルロット」
◇優秀賞・給食向け=新堀智恵子さん(神奈川県川崎市)「イカ入り墨ドーナッツ」
◇優秀賞・家庭向け=小林小枝子さん(新潟県上越市)「ベビーカステラポップケーキ」
◇特別賞・グルテンを含まない=箕輪玲子さん(茨城県行方市)「わさび菜の米粉トロフィエ」
◇特別賞・地元産品活用=滝沢雅也さん(長野県須坂市)「みそすきおやき」
○敢闘賞=米持益寿恵(新潟県長岡市)「クリーミーライスコロッケ」
・秦野美奈子(新潟県上越市)「モロヘイヤのカリカリ焼き」・舘野一
葉(神奈川県海老名市)「米粉小龍包」・南部恭也(千葉県船橋市)「米粉のクリームおかき揚げ」・青沼実穂(神奈川県海老名市)「米粉のチョコスノーボール」・羽生雅代(東京都八王子市)「甘乃米」