2018年11月30日 お知らせ

スペイン米粉プロジェクト活動報告第一弾

スペイン米粉プロジェクト2018スタート

11月28日から12月2日まで

バル試食ツアーやセリアックフェスに出展

 

NPO法人国内産米粉促進ネットワークは、今年1月に続きスペイン・マドリードでの日本産米粉の輸出に向けたプロモーションを11月28日からスタートしました。今回の取り組みは、農林水産省の補助事業「平成29年度コメ・コメ加工品輸出支援事業」によるものです。期間中の活動状況をCAP.N会員や関係者に向けてHPで報告していきます。


 
NOVEMBER28 HP用

 

メインはスペイン料理の食材に米粉を

 

在スペイン大使館がアドバイス

初日の28日は、ます、在スペイン日本国大使館の青木勝弘書記官を訪ねました。同書記官からは、29日に行われる「天皇誕生日祝賀レセプション」の概要や大使館における日本食・日本産食材普及活動の状況の説明を受けました。

同書記官は、29年10月から今月まで行われた大使館が主催したり関わったりした日本食・食材のイベント20余りを紹介しました。「在スペイン大使館の日本食に関するイベント数は、世界の大使館の中でもかなり多いとの評価を(本国から)受けている」と紹介しました。

その上で、スペインでの日本産米粉普及のアプローチについて「メインは、普段スペイン人が食べている料理の中で、アレルギーなどで使えない食材の代わりを米粉が受け持つ。そしてプラスで人気が高まっているラーメンをもとより焼きそばやお好み焼きなど独特の日本食を米粉を食材にして普及していく、2つの方向性が良いのではないか」とアドバイスしていました。

 

ジェトロ事務所でも意見交換

 

ジェトロマドリード事務所では、加藤辰也事務所長らが対応してくれました。

加藤所長は、スペイン経済やスペインにおける日本食の普及状況を説明しました。グルテンフリー食品ブームは、セリアック患者の存在や健康志向を考えるとさらに拡大していくと分析、「グルテンフリー認証マークが2020年からスペインでもEU統一マークにする準備が進んでいる。グルテンフリーの視点で付加価値をつけるなら認証マークは重要になってくる」としていました。

その後、11月30日からパジェルモーソ市場で開かれる「KOMEKOフェステバルの準備の様子を視察、市場内のバールの1つ「Washoku」(和食)の店主と打ち合わせをしました。

青木書記官他hp用
 

 
NOVEMBER29 HP用

 

スペイン大使公邸での調理試食提供が好評

 

「天皇誕生日祝賀レセプション」の招待者へ

29日は、在スペイン大使館からの声掛けもあり大使公邸で持たれる「天皇誕

生日祝賀レセプション」参加が急遽、今プロジェクトに組み込まれました。スペイン国内有数の日本食輸入卸など5事業者の1つとして〝出展″しました。

同レセプションは、毎年この時期に開かれており、今年もマドリード市郊外の広大な大使公邸の敷地にテント張りのレセプション会場を設け、現地政府・企業関係者等500人余りが招待者され「平成天皇最後の誕生日」(水上正史駐スペイン大使)を祝いました。懇親では、公邸の調理人たちが和食を提供し日本から卸が輸入した日本酒などがふるまわれました。

CAP.Nは、日本からサンプル輸出した米粉で調理した蒸しパンとグルテンフリーのラーメンとうどんをその場で調理して試食してもらいました。開場前には、水上大使がCAP.Nブースを訪れ、出来立ての蒸しパンを試食しながら大使夫人ともども米粉に関心を持っていることを披露していました。

セレモニー終了後の懇親では、各ブースとも試食・試飲をする招待者でごったがえをしました。CAP.Nブースでは、蒸しパンとラーメン・うどんがそれぞれ200人分の皿を消費する人気ぶりでした。

水上大使他 HP用

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