2024年05月23日 お知らせ 活動報告

2024年度(令和6年度)通常総会5月9日実施
2024年度事業計画を決定し、相談窓口の充実や米粉麺の普及推進など重点!新役員選出

NPO法人国内産米粉促進ネットワーク(略称:米粉ねっと(旧CAP.N)
~2024年度(令和6年度)通常総会・議事次第~
日時:2024年5月9日4(木)14:00~16:00
場所:豊島区東池袋1-44-3池袋ISPタマビル8F日本労協連 会議室

~議事次第~
1. 開会
2. 議長選出
3. 議事録署名人の選出
4. 理事長あいさつ

皆様、本日はお忙しい中、国内産米粉促進ネットワークの総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。

国内産米粉促進ネットワークも2008年9月3日の設立総会から16年目を迎えました。この間、皆さまのご支援とご協力に深く感謝を申し上げます。

近年、・食料安全保障や食料自給率向上への関心が高まり ・小麦等の国際穀物価格の高値と円高の影響 ・さらにグルテンフリー食品など健康意識の高まりから米粉への関心が高まっていると感じています。また、これまで米粉を取り扱っていなかった規模の大きな企業からの新規参入の声も多く聞かれるようになりました。

さらに、米粉麺の製造技術も向上し、ラーメン、焼きそば、うどん、そば風味、各種パスタ、アジアのフォー、ビーフンなど様々な加工が可能になっています。乾麺、生麺、インスタント麺、カップ麺など幅広い商品展開も可能となっています。そこで、本総会では「米粉麺の普及推進に向けた取り組み」を重点項目として提案させていただきます。

具体的には、米粉麺の健康面や環境面での利点を訴求し、需要を喚起する取り組みを行います。関係事業者や消費者などと連携し、米粉麺の普及を推進することで、日本の食料自給率向上と新しい食文化の創造につなげていきたいと考えています。

また、消費者ニーズに合わせた新しい米粉麺商品の開発や米粉麺の食感や風味を活かした、魅力的な料理レシピの提案にも取り組んでいきます。

少し長くなりますが、「最近の米粉をめぐる情勢~米粉ビジネスチャンス到来~」と題して以下の9つの論点について詳しくご報告させていただきます。

1. 新規米粉をめぐる25年の歴史
2. 国際穀物価格の推移
3. 2022年、米穀粉と小麦粉の用途別生産量
4. 2022年、米穀粉の生産状況
5. 米粉用米生産量・需要量の推移
6. のグルテンフリー市場について
7. ドイツ・イタリア・フランス・スペインの米粉製品プロモーション感じた点
8. アジアで感じた米粉食品のこと
9. アジアの米粉麺となります。

これらについて報告させていただきました。まさに、ビジネスチャンス到来ということです。以上を申し上げて、理事長挨拶といたします。

それでは、総会参加の皆さまの熱心な議論をお願いし、総会の審議に入りたいと思います。

5. 議案提案、審議、採択

第1号議案 2023年度事業報告
第2号議案 2023年度決算報告・監査報告
第3号議案 2024年度事業計画
別紙①に記載
第4号議案 2024年度収支予算
第5号議   役員選挙

6. 閉会

別紙① 第3号議案 2024年度事業計画

2024年度(令和6年度)事業計画

Ⅰ.今こそ米粉でしょ!~注目される米粉への情報発信の重要性~

2008年に国内産米粉促進ネットワークが発足して16年目を迎えます。私たちは、国内産米粉の利用促進と普及を目的として、食料自給率の向上と地域農業の活性化などに向けて様々な活動を行ってきました。この期間において、いま米粉への関心が最も高まっています。

近年の世界情勢を背景に、穀物の国際価格は、新興国の畜産物需要の増加やエネルギー向け需要の高まり、さらにはウクライナ情勢や南米の乾燥等の影響から、高水準で推移しています。このため、小麦粉に代わる米粉の需要が高まっています。国内生産可能な米を活用することで、食料安全保障の観点から重要な取り組みとなっています。地産地消の米粉は、持続可能なSDGsの実現に寄与する究極の食材といえます。

米を米粉にし、小麦粉に代わる需要として利用することが、食料自給率向上や食料安全保障に寄与するとの考えが高まっています。今日の世界情勢を踏まえ、一人ひとりがこのことを意識することが求められています。

米粉への関心が高まっている今こそ、米粉の新たな活用方法の開発・利用促進や消費者等への情報提供などの取り組みが期待されます。このことから国内産米粉促進ネットワークの情報発信が一層重要となっています。

Ⅱ.2024年度(令和6年度)事業計画

今こそ、米粉の新たな活用方法や必要性の情報提供などが重要となっていますので国内産米粉促進ネットワークの情報発信など取り組みます。

農林水産省をはじめ関係機関や日本米粉協会・JA全中・JA全農・東都生活協同組合・パルシステム生活協同組合連合会・日本労働者協同組合連合会・日本社会連帯機構・日本フロンティア・ネットワーク等と協力・連携し、さらには多くの市民の皆さんと活動を進めていきます。

以下の活動を重点項目として行動計画とします。

(1)米粉関連の相談窓口(infoメール)を充

米粉関連の相談窓口(infoメール)を充実し、米粉への取り組みを考えている米粉事業などの事業者や消費者へのアドバイスや情報発信などの取り組みを強化します。

(2)SNSによる米粉情報の発信

SNSを活用して米粉の各種情報の発信に取り組みます。

米粉レシピ、米粉関連情報など

(3)米粉の用途別基準の見直し検討

米粉の用途別規準の見直しを関係機関・団体、関係事業者、消費者等との意見を聞きながら時代に合致した基準の見直しの検討を進めます。

(4)FABEX東京「米粉パビリオン」への参加

FABEX東京「米粉パビリオン」に参加し、情報発信、会員の拡大に取り組みます。

(5)団体・企業及び個人の賛助会員等の拡大

共に活動を共有していただく会員の拡大により国内産米粉の利用促進と普及を図っていく等の活動を強化していきます。

(6)米粉料理教室の実施(オンライン米粉料理教室、米粉調理技術教室)

米粉料理教室の実施等を参加希望者の要望に沿った内容で必要応じて関係者等と連携して取り組みます。

(7)米粉麺の普及推進に向けた取り組み

米粉麺の健康面や環境面での利点を訴求し、需要を喚起する取り組みを行います。関係事業者や消費者などと連携し米粉麺の普及を推進し、日本の食料自給率向上と新しい食文化の創造につなげていきます。

・消費者ニーズに合わせた新しい米粉麺商品の開発を推進します。
・米粉麺の食感や風味を活かした、魅力的な料理レシピの提案をおこないます。

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