2016年01月20日 お知らせ
第3回米粉料理コンテスト中国・四国地区決勝大会結果
第3回全国米粉料理コンテストー「米粉の名人」料理グランプリ2015の中国・四国地区決勝大会が1月16日、岡山市の西日本調理製菓専門学校で開かれました。グランプリには、香川県観音寺市の短大生、高橋里奈さん(19)に輝きました。高橋さんは、「瀬戸内レモンの米粉マドレーヌ」を出品、「小麦アレルギーの友人のために考えました」と、レシピ考案のきっかけを語っていました。同大会は、5地区で行う決勝大会の4番目。主催は、NPO法人国内産米粉促進ネットワーク(島田圭一郎理事長)。
中国・四国地区では、高校生から60代まで幅広い層から、主食部門85点、主菜・副菜部門84点、デザート部門178点と、5ブロックでは最も多い347点の応募がありました。この中から書類審査を通過した「主食」5点、「主菜・副菜」5点、「デザート」5点の3部門15点で、選抜者が自ら調理、審査員が試食等をし、独創性、味、普及性などを審査基準に競いました。
その結果、高橋さんの作品がグランプリ、準グランプリには、広島県広島市の藤井豪さん(19)の「米粉のラザニア」、香川県さぬき市の神田柚希さん(18)の「瀬戸内のワクワク魚介ボール」が選ばれました。これら3点が3月5日に東京・中央区の「製粉会館」で開かれる全国決勝大会に、進出することになりました。
表彰・授与式では、来賓の農水省中国四国農政局の片山信浩生産部長が「今コンテストに出品された作品が、数多く利用されることを祈念したい」、また、岡山県農林水産部対外戦略推進室の西田豊室長が「皆様方が、地域での米粉推進のリーダーとして活躍されることを期待したい」と、それぞれあいさつ。続いて、中国四国米粉食品普及推進協議会の向畑宣秀会長が、緊張が漂う中、審査結果を発表しました。
審査員の講評では、石田敬子氏からは「(自らの)思いを込めたレシピ名とか、作品の中で力を入れた点を相手に伝えるなどのプレゼン力をつけてほしい」、川染節江氏からは「レシピを書いたら何回も読み返し自分で作って、誰でも同じような作品になるよう心掛けてほしい」と、両氏とも審査にあたって気づいた基本的な事項を説いていました。審査委員長の澤村収二氏からは「どの作品も安定した味付けがなされていたのには、びっくりした。ホテルでも食物アレルギーを持つお客のために、米粉のパスタやパンを提供している。今後もこんなものもメニュ―としてどうか、などとしてチャレンジしてほしい」と、大きな期待を寄せていました。
グランプリ受賞者スピーチで高橋さんは「私が考案したレシピは、小麦アレルギーの友のために作りました。このように評価されて、大変うれしい。全国大会でもがんばります」と、喜びを語っていました。
なお、グランプリ、準グランプリ以外の表彰作品は下記の通りです(敬称略)。
○優秀賞・外食向け=沖田麻位(岡山県)「ふわふわアスパラガスフレ」
○優秀賞・給食向け=三ッ國亜美(鳥取県)「コメコワーズ」
○優秀賞・家庭向け=五賀洋佳(岡山県)「こめっこ黒豆ロール」
○特別賞・地元産品活用=香川未来(香川県)「ナスとエビのモチモチ和風だんご」
*特別賞・食物アレルギー対応には、該当作品はありませんでした。