2016年11月25日 お知らせ
全国米粉料理レシピコンテスト2016近畿・東海・北陸地区大会結果
地区グランプリは朝田みなみさん
「全国米粉料理レシピコンテスト2016」(農林水産省主催)の近畿・東海・北陸地区決勝大会が9月17日、名古屋市のニチエイ調理専門学校で開かれました。審査の結果、最優秀賞のグランプリには愛知県日進市の大学生・朝田みなみさんが考案した「ふわもちアレルゲンフリーケーキ」が受賞し、11月5日に東京で開かれる全国決勝大会への出場を決めました。
開会式で島田理事長は「今回は募集期間が非常に短かったものの、高校生から専門・大学生、会社員、主婦まで多様な応募があった。特に若い高校生からの応募が目立った。欧米では今グルテンフリーが注目されている。グルテンを含まない特性を持った米粉料理がこうしたコンテストを通じて多くの人に広がることを期待したい。きょうは日頃の力を発揮して感動を与える料理を作っていただきたい」とあいさつしました。
同地区決勝大会には「主食」「主菜・副菜」「デザート」の3部門に153点の応募があり、書類審査で選ばれた15人が会場で自ら調理し、試食したホテル料理長ら審査員に作品をアピールしました。
審査の結果、朝田さんの作品が最高位のグランプリに。これに次ぐ準グランプリには、岐阜県大垣市の高校生・白木杏佳さん(15)の「鮭のヴォロヴァン」、三重県多気町の高校生・久田萌夏さん(16)の「あぶり胡麻豆腐」が選ばれました。これら3点が11月5日に東京・中央区の「製粉会館」で開かれる全国決勝大会に地区代表として出場することになりました。
表彰式に先立ち、出場者が調理した15作品を試食しながら、調理に対する創意工夫や味付け、苦労したことなど、さまざまな観点から出場者で活発な意見交換を繰り広げました。
表彰式開催に当たり主催者である農林水産省から挨拶がありました。
審査員講評では、丹羽なほ子さんが「我が家は海津市(岐阜県)でずっと米を作り続けている。残念ながら米の消費は減っているので、安心・安全な米粉の消費拡大に向けてぜひ力を発揮していただきたい」と述べ、また、長田洵さんは「我が家には15歳の息子がいる。きょうの大会には息子と同世代の若い人たちがたくさん参加されていた。コンテストに参加したこの経験は今後の人生に必ず生きてくる。さらなるチャレンジをしてほしい」それぞれエールを送りました。
審査委員長の反町政広名古屋栄東急REIホテル料理長は「今年のコンクールは非常にレベルが高い。クオリティーが高い。技術も高い。皆さんは楽しそうに料理を作っていた。楽しく作れば料理もおいしくなる。今回は高校生が多かったが、皆すでに調理人に見え、脱帽した。早く就職してほしい。3人は近畿・東海・北陸地区の代表として本大会に出場するわけだが必ず勝つ。吉報を待っている」と力強く激励しました。
グランプリを受賞した朝田さんは「将来は管理栄養士をめざしている。グルテンがないものとしてモロヘイヤを使ったが、全国大会開催時の11月にはモロヘイヤがない。代用のものを探していいものを作り、地区代表として頑張りたい」と決意を述べました。
なお、グランプリ、準グランプリ以外の表彰作品は下記の通り。
◇優秀賞・家庭向け=水谷小百合(三重県いなべ市)「もちもち豚玉!
爽やかソース絡め」
◇優秀賞・家庭向け=宮崎竜弥(三重県多気町)「カレー風味の包み揚
げ」
◇優秀賞・給食向け=白木沙弥(三重県多気町)「お米の便り」
◇特別賞・食物アレルギー対応=鎌田奏(三重県多気町)「米粉でもっ
ちりさくっとサモサ」
◇特別賞・家庭向け=山田洋子(岐阜県瑞浪市)「こめっこシュー」
○敢闘賞=川口優希穂(三重県多気町)「米粉と豚バラ肉の中華風うど
ん」・平野聡太(三重県多気町)「米粉のお茶もち太巻き」・中川明音
(三重県多気町)「夏野菜の米粉キッシュ」・山田千結(三重県多気町)
「ジューシーな米粉おにぎり」・竹村佳音(三重県多気町)「米粉ペン
ネクリーミーグラタン」・矢形佳穂(三重県多気町)「白雪姫の夏休み」・
鈴木静香(滋賀県高島市)「ライスクリームの米粉ロール」